9月29日、日経平均は上昇しました。
28日は大きな下落でしたし、29日は配当金の権利落ち日でしたから、てっきり更なる下落を予想していた人が多いことでしょう。
私的にもちょっとした驚きはありましたが、すぐに「そうきたか」と気を取り直して、CFDの日経225で更に売りこみました。
最後の「売り」チャンスと思ったからです。
今回は、そんな権利落ち日にまさかの上昇を見せた日経225の売りチャンスを紹介します。
権利落ち日にまさかの上昇を見せた日経225の売りチャンス
9月29日はどれだけ落ちるかヒヤヒヤしていた方も多い事でしょうが、大方の予想とは逆に上昇してしまいました。
「してしまいました」と思わず口をついて出てきた理由は、現在個人的には「売り」でエントリーしているからです。
まずは、なぜ、日経225が上昇したのか原因を考えてみましょう。
権利落ち日でも日経225が上昇した理由
一番の要因は、やはり昨夜のニューヨーク市場でのダウやナスダックなどの指数の上昇が挙げられます。ニューヨークが上がったから上がった、ただそれだけといっても過言ではありません。
現在、日経225は、ほぼアメリカの相場についていくだけです。ドル円もそうですが、日本経済に自立性は皆無と言ってもいいでしょう。アメリカの政策次第、アメリカの景気次第、世界の中で一番アメリカに左右されているのが日本です。
ですから、今日の権利落ち日での上昇は、単純にアメリカ市場が若干上昇した為、同じように若干上昇しただけです。
若干と何度も言うのには理由があります。
次に、日経225のチャートを見てみましょう。
9月29日の日経225のチャート分析
下のチャートは、9月29日20時現在のCFD日経225のチャートです。※CFDは日経先物と連動しています。

9月29日日経225日足
白丸で囲んだところがここ数日の動きです。
大きな下落後、小反発という程度のものです。単純に利確後によく見られる、一時的な反発でしょう。これを上昇相場の到来と捉えるのは、あまりにも希望観測的すぎます。これを日足ではなく、5分足と捉えると利確後の反発だとわかりやすいでしょう。
25600円あたりで一旦利確した後、これからが下落がきつくなるはずです。
本日29日上昇したように見えたのは下落と思っていたものの、まさかの想定外の上げ展開に動揺し、ちょっとした反発が大げさに見えただけなのです。
チャートをよく見て下さい。26500円までも届いていませんし、仮に27000円あたりまで戻ってきても驚きません。上がれば上がるほど、ただ「売り」チャンスの到来と思うだけです。
日経の上昇が売りチャンスな理由
現在、私はグレート・ベアと呼ばれたジェシー・リバモアばりに下落相場が訪れることを想定しています。
ジェシーバリモアについては、ウィキで確認してみてください。
下落の理由については、当サイトで何度か書いている通り、コロナ終息後はコロナ前に戻るのが自然の摂理です。それは単純な人間の営みも含めて、株価も全て同じであろうと思っています。
また中国の景気後退が進んでいる現在。
さらにアメリカの景気後退が叫ばれる中、日本だけが景気がよくなる理由はどこを探しても見当たりません。ただ日本人特有の「気づかないふり」や「見て見ぬふり」で景気の悪化から目を背けているだけにも見えます。
事ここに及んではテクニカル的要因など意味を持ちません。そんなものを吹き飛ばすくらいにファンダメンタルズ的に「売り」なのですから。
上がれば「売り」です。
もう、戻り売りの連続しか今は頭にありません。
まとめ
今回は、権利落ち日にまさかの上昇だったが、それでも「売り」な理由を紹介しました。
個人的にはかたくなに「売り」でいいだろうと思っています。
ただし、1つの懸念はあります。このような事を考える時に気を付けなければいけない事があるのです。それはポジショントークにならないようにすることです。
というより、ポジションシンキングとでもいいましょうか。
予想を信じすぎることも身の破滅をもたらします。トレーダーたる者、自分を信じず、他人を信じず、ただ値動きだけを信じる、という事が大事です。
また今回も下がりきらず上昇するのかも?と少しは考えておいた方がいいでしょう。
ただ、やはり今のところはまだ「売り」目線なのです。
明日9月30日に何かが起きる気がしています。
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