23日の先物で大きく下落した日経225です。
当研究所では、この下落を完全に予想して、見事日取りまで的中させています。
株価が下がって喜ぶのは、我々、CFD指数トレーダーくらいのものでしょうから、このようなことで喜ぶのは褒められたことではないことも重々承知の上で、それでも予想が当たると嬉しいものです。
「やったね!」
さて、とはいっても喜んでばかりもいられません。
問題は、ここからどこまで下がるのか?になります。
いい感じで「売り」エントリーを仕掛けて、現在、含み益だとしても、決済をどこでするのかが重要です。
その為には、あらかじめ、多少の目途を付けておく必要があります。
ということで。
今回は、日経225がどこまで下がるのかを検証します。
日経225はどこまで下がるか?
先日の記事で、米国の株価指数の下落に伴い、日経225も下落することを紹介しました。
13日のCPIでの下落は予想外でしたが、23日の大きな下落は完全に的中しています。
つまり、相場と呼吸があってきたという事です。
呼吸が合っているという事は、こちらが色めきだって呼吸を荒げない限り、予想が的中し続ける勝ちスパイラルに突入することでしょう。
ということで、日経225のチャートを見ながら、今後の予想をしてみましょう。
2022年9月23日の日経225日足
まずは、日足から確認していきます。
ちなみにGMOクリック証券CFD口座のプレミアチャートになります。

日経225日足
23日の終値は、26400円になっています。
一時、26250円まで下がっていましたが、引けにかけて200円ほど上昇しています。
ローソク足が全ての移動平均線より下にいきましたし、MACDを見ても、明らかな下落トレンドになっています。
まず最初に訪れる関門は、前回6月20日の下値にあたる25400円になります。
ちなみに25400円までは、あと1000円ほどです。
次に、週足を見ていきましょう。
2022年9月23日時点の日経225週足
こちらが日経225の週足になります。
※日足と同じく先物と連動しているGMOのCFDチャートです。

9月23日日経225週足
週足では、まずMACDがようやくデッドクロスしたばかりです。
つまりここからの下げの方が大きくなる可能性が高いとも読み取れます。
下値目途は、3月7日につけた24496円になります。
あと2000円ほどで到達します。
次に、月足を見てみます。
2022年9月の日経225月足
あと1週間で、9月も終わりです。
月足は、普段はそこまで見なくてもいいのですが、月末には必ず見ておくべきものです。

日経225の月足
月足の場合も、MACDはだいぶ前からデッドクロスしています。
ただし、まだ長期線の上にローソク足が位置していますから、一旦の下値目途としては青色の長期線にタッチするあたり、22300円あたりになるでしょう。
この22300円あたりの価格帯はちょうどコロナ前の価格ですから、コロナが収まりつつある中でもう一回振り出しに戻るという意味で、かなり絶妙なちょうどいい価格帯とも言えます。
9月末の終値が、22300円までいくには、あと4000円ほど下げる必要があります。
この値幅は大きく感じるかもしれませんが、月曜日から大体1日1000円ずつ下げれば到達する射程圏内にあるかと思います。
ただTOPIXが-2%になった段階で日銀の買い入れが入ることを考慮すると、少し厳しいかもしれませんが…。
まあ、ギリいけそうな値幅でしょう。
まとめ
今回は、日経225がどこまで下がるのかを検証しました。
週足ベースでは、24500円。
月足ベースでは、22300円。
以上の結論に達しました。
そして、当研究所が掲げるひとまずの下値は、22300円とします。
これが9月末に達成できるのか、10月以降になるのかはわかりません。
ただ、どちらにしても、一旦コロナ前の水準に戻るのは市場の原理として当然の結果であろうと思っています。
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