【基礎講座】はじまりはダウ!?株価指数と日経平均先物の歴史とは⁉

株式指数とは 指数トレード指南

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株価指数とは何のことかわかるでしょうか?

一番有名なものに、ダウ平均株価指数があります。

ダウの他には、ナスダック日経225TOPIX上海香港DAXロンドンユーロインドなどなど、ほぼ全ての世界中の国に株価指数はあり、CFDやETFなどでトレードできます。

 

今回は、そんな知っているようで知らない株価指数の歴史と仕組みを紹介します。

はじまりはダウ!?株式指数と日経平均先物の歴史とは⁉

例えば、今年はレバナス民にとっては苦しい年になっていることでしょう。

このレバナスという商品も、ナスダック指数にレバレッジをかけてトレードしているわけです。

もし仮にナスダックを買いでエントリーしていれば、今年のように下がれば2倍の損失になります。

さて、このような平均株価指数のトレードはいつからはじまったのでしょうか。

歴史を紐解いていきましょう。

はじまりはダウ指数

アメリカの株価指数として有名なものは、ダウ平均でしょう。

一般的にはダウ平均株価と言われていますが、正式名称は、ダウ・ジョーンズ工業株価平均といいます。

ダウ平均は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が、アメリカの様々な業種から代表的な30の銘柄を選出したものです。

その歴史は古く、100年以上前の1896年まで遡ります。

当初は12銘柄でしたが、1928年には現在と同じく30銘柄になっています。

また1998年まではニューヨーク証券取引所での上場企業だけでしたが、1999年から時代の状況にあわせてナスダック市場からも銘柄が加わるようになり、現在は7銘柄ほど加えられています。

以下に掲載するものがダウ30の企業です。※赤字はナスダック銘柄です。

いずれも、誰もが聞いたことがある企業ばかりだと思います。

 

アップルアムジェン、アメリカンエキスプレス、ボーイング、キャタピラー、セールスフォース・ドットコム、シスコシステムズ、シェブロン、ウォルト・ディズニー、ダウ、ゴールドマンサックス、ホームデポ、ハネウェルインターナショナル、IBM、インテル、ジョンソン・エンド・ジョンソン、JPモルガン・チェース、コカ・コーラ、マクドナルド、スリーエム、メルク、マイクロソフト、ナイキ、P&G、トラベラーズ、ユナイテッド・ヘルス、Visa、ベライゾン・コミュニケーションズ、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、ウォルマート・ストアーズ。

 

このように様々な業種から、その業種を代表する銘柄が入っています。

ダウ平均株価指数は、アメリカの景気を知る上で、一番重要な指標と言えるでしょう。

次に、ナスダック指数を紹介します。

2つのナスダック指数とは

ナスダック指数は、二つ存在しています。

ナスダック総合指数

1つは、正式名称をナスダック総合指数と言うもので、電子株式市場であるNASDAQに上場している3000以上の銘柄の全てを対象にして、時価総額加重平均で算出した指数になっています。

ナスダック総合指数の歴史は、1971年から始まっています。

ナスダック100

もう一つは、ナスダック100です。

レバナスもですが、CFDでトレードできるナスダック指数といえば、実は、こちらのナスダック100の方になります。

ナスダック100は、ナスダックに上場している企業の中で(金融銘柄をのぞいた)時価総額上位100銘柄の時価総額加重平均によって算出されています。

ですから、現在のようにグーグルやアップル、はたまたテスラなど世界に名だたるハイテク・インターネット企業が入っているナスダック100指数は、ダウよりも人気があるのです。

ナスダック100は、1985年1月31日に誕生しています。

次に、我らが日本の株価指数である日経225を紹介します。

日経225の歴史

正式名称は、日経平均株価といいます。

以前は東証1部と言っていました現在の東京証券取引所プライム市場に上場する約2000銘柄の株式の中から、取引が活発で流動性の高い225銘柄を選定し算出した指数になります。

この銘柄の選出は、どこがしていると思いますか?

実は、日本経済新聞社が選定しているのです。

その歴史は古く、1949年からはじまっています。

当初はダウ式平均株価でしたが、現在の日経225は独自の算出方法をしています。

その為、東京エレクトロンファーストリテイリング(ユニクロ)のウェイトがそれぞれ8%以上もあり、これにソフトバンクを足すと、この3銘柄で20%を超えてしまいます。

この為、日経225では日本全体の景気はわかりにくいため、海外の投資家が日本全体を見る時はTOPIX(東証株価指数)の方を参考にしているとも言われています。

TOPIXは、1968年に誕生しています。

誕生の歴史で言えば、ダウ平均→日経225→TOPIX→ナスダックという事になります。

次に、日本のトレードにおいて一番大事といってもいい日経平均先物を紹介します。

日経平均先物とは

日経平均先物は、大阪取引所等に上場されている日経平均株価を原資産とする株価指数先物取引のことをいいます。

いわゆるデリバティブ取引と呼ばれる、金融派生商品になります。

日経先物取引とは、どのようなものなのでしょうか?

簡単にいうと、基本的には、あらかじめ定められた期日(満期日)に日経平均株価を、あらかじめ決められた価格で売買する契約です。※「基本的には」と言ったのは理由がありまして、満期日まで待たなくとも相場の変動に応じて反対売買すれば、いつでも損益を確定することができるからです。

先物とオプションが同時にSQとなる3・6・9・12月の第二金曜日を、メジャーSQと呼び、前日の木曜日の終値がSQ値となる為、取引が活発になります。※ちなみに日経225miniという商品もあり、ミニの限月は1か月刻みで、毎月第二金曜日です。

先物での基本的な稼ぎ方としては、以下になります。

 

買い方は、満期日のSQ値が約定価格を上回れば利益を得ますし、下回れば損失となります。
売り方は、逆に、満期日のSQ値が約定価格を下回れば利益を得ますし、上回れば損失となります。

 

歴史を振り返ると、日経平均先物が誕生したのは、まさにバブル開始の号令を発したかのように1986年9月のことです。日本のバブルは、一般的に、1986年12月から1991年2月までと言われていますから、まさにバブルを作り、そして壊した要因の一つに、日経平均先物があったといっても過言ではありません。

なぜSQ値が大事かと言うと、限月になると、強制決済されるからです。やはり誰もが日経平均株価を自分がエントリーした方向に動かしたいわけです。そういう理由から、日経平均株価を巡る激しい攻防戦が繰り広げられるわけです。ですから、メジャーSQ週の火・水・木は特に注意が必要です。※今は9月の第二週ですから、今週はかなりの値動きがあることでしょう。要注意です。

ちなみにCFDでトレードしているのは、この日経平均先物の価格になります。

まとめ

今回は、株価指数の歴史と仕組みを紹介しました。

ダウ平均株価からはじまり、日経平均株価(日経225)、そしてTOPIX、次にナスダック、最後が日経平均先物という順番で誕生した歴史があります。

このような歴史を知ってトレードに役立つのかと問われれば、それはわかりません。

ただし、基本的には、トレードに関することは知っていた方がいいように思います。

何事も、基礎があって、次に応用です。

つまり、歴史や仕組みを知ることは基礎であり、トレードは応用なのです。

ちなみにインデックス投資の優位性を世に広めた株式関連の著作としては、ウォール街のランダムウォーカーが有名です。

 

 

是非、参考にしてください。

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